ナベブタ組織の不都合な真実

トップダウンが強い創業社長さんから事業承継する後継者は、組織的な会社運営を志向することが多いように感じます。

承継後に起こりうることは、組織は戦略に従うってなんだ?にも書いたとおり管理者が育っていないため、組織的な経営をしようと思ってもできないということです。

トップダウン型の組織はピラミッド型ではなく、鍋のフタのような形の組織になっています。つまり、社長が鍋のフタの取っ手で、それ以外の社員はフタの部分で、全員フラットになっているイメージです。

業務遂行という面で管理者を置いていますが、すべてはトップの言うとおりにやれば良いという仕事のやり方なので、自らが自部門の方針を考えるというようなことは経験したこともないわけです。

わたしのコンサル経験上、ナベブタ組織からピラミッド組織にはスムーズに移行できないということを実感しています。

これは事業承継を円滑に進めるための一つのポイントになるため、後継者にバトンタッチする前から組織づくりを始めるべきでしょう。

トップダウンが強すぎる組織だと管理者は育たない!

ちなみに、藤榮経営事務所でも管理者教育やってまーす!