仕事の教え方 作業分解のポイントとは
あなたは、人に仕事を教えたあとに、何であの人は教えた通りにできないんだろう!?と思ったことはないですか?
わたしも何度も失敗した経験があります。「何でできないの!?」と詰問してしまうこともありました。
でも、この悩みを少しでも解消するヒントがあるのをご存知でしょうか。
今日は仕事を教えるときの作業分解のポイントについて書いていきます。
仕事を教える前の準備として、作業分解をするときのポイントが分かります。
ポイントを3つお伝えすると、①簡潔に②具体的に③肯定的に、となります。
①簡潔に、手順も急所もできるだけシンプルな表現にしようということです。分解した作業を「教え方の4段階」で伝える時に、何度も繰り返し言って聞かせ、やってみせ、何度もやらせてみることになるのですが、そんな時に長々と説明したり、複雑な言い回しだったりすると、教える側からは、正確に何度も伝えられないですし、教えられる側も頭がこんがらがってしまうことになります。
②具体的に、とはたとえば「◯◯に注意して」という急所表現だと、どうやって注意すれば良いか分かりませんよね。教えられる側としては、具体的に注意する方法が知りたいはずです。
③肯定的に、では「紙がズレないように」と否定形で言われると、ズレないようにするためにはどうしたら良いかを教えなければ、見習い者が自分でズレない方法を見つけ出さなければならなくなります。
作業を教えるために必要となる作業分解は、簡潔に、具体的に、肯定的に表現しよう。
あなたが仕事を教える時に、これらを意識してみると、後輩や部下の仕事のミスが減るかもしれませんよ。