「自由」な生き方とは
春から大学生になる娘が「自由ということは責任が伴うから大変なんだよ!」と言っていて、なるほどと思いました。
校則が厳しめの女子校での6年間を「とても楽しかった!」と総括した娘は、わたしに似て(?)生真面目な性格です。
「スマホの正しい使い方」なる校内報の記事を書いたりして、君は風紀委員か!とツッコミたくなるような模範生徒でした。
しかし高校卒業を機に、髪のカラーリングやピアスの穴を開けたりと、今までできなかったことをどんどん実行に移し始めたので、「自由を謳歌しとるなー!」と話しかけたら冒頭の返事がありました。
つまり、髪の色ひとつとっても、どの程度の明るさが適切なのか、大学に行き始めてまわりの子たちの様子を見ながら調整していく必要があると思っているそうで、こういうことに一つずつ自己責任が発生するとのこと。
校則でこれはダメ、こうしなさい、と決まっている方が、何も考えなくてある意味ラクなのだそう。
会社でも、ガチガチのルールがあったり、なんでも社長が決めてしまう組織だと、社員さんは思考をやめてしまいますよね。
そこには責任感もなくなる。
いま事業承継の支援をしている製造業さんでもこの問題に直面しています。
まずは今後の自社のものづくりのあり方から、後継者を中心に幹部と「考える」機会をたくさん作って行き、同時に責任感も醸成していきたいと思っています。
自由には責任が伴う!
「自由ということは、クリエイティブである必要があるけど苦手なんだよなー」
銀行で手続きどおりに仕事をすることが染みついたわたしにとっても、独立して自由に仕事を作っていくことには戸惑ったものです。
のるかそるか、すべて自己責任であり、やるかやらないかは自由である。こんなエキサイティングなところに魅力を感じる方は、フリーになってみてはいかがでしょうか。