飲食店の接客で大切にしたいこと

この年末年始は、外食をする機会が増えました。

家の近所の居酒屋さんで、料理人の人たちが目の前であわただしく作業されるカウンター席に案内されました。

店長と思われる、ひときわ声が大きい人が一階、二階席の様子をこまめに見ながら、元気よく動き回って指示を出しています。

テキパキとしているのは良いのですが、従業員に声をかける言葉づかいにキツい感じがして、入店してすぐに気になりはじめました。

とくに、カウンターで作業している年配の料理人に対して、再三にわたり叱責しているのには辟易としました。

忙しいときに、客のためにと現場を回すのは大切なことですが、客の頭の上で「それさっきも指示したよねー!?」「何回言ったらわかるの!!」などガミガミ言われると落ち着きません。

従業員教育はとても大切ですが、客がいるところでやるものではないと、この店に限らず何度も感じたことがあります。

最初にそう思わされたお店は、もう存在していません。

客の前で従業員を指導するな!

「店長、早く気づいてくれ!」

飲食店の運営では、QSC(料飲の品質、接客、衛生管理)を意識する必要があると言われています。

どれが欠けても、客離れを招く原因となり得るため、経営者のみなさんにはQSCの観点で客観的に自店を見る習慣を身につけていただきたいと思います。