ながら時間は「耳」からインプットせよ!

― 移動時間を“投資時間”に変える習慣 ―

はじめに:時間がないのではなく、使えていないだけかもしれない

「忙しくて勉強する時間がない」

「本を読みたいけれど時間が取れない」

ビジネスパーソンからよく聞く言葉です。

私自身も日々多くの企業を訪問しながら仕事をしているため、まとまった学習時間を確保することは簡単ではありません。

しかし、ある時ふと気づきました。

時間は足りないのではなく、使い方次第なのではないか?

そして私が行き着いた答えが、

「ながら時間は耳からインプットする」

という習慣です。


月40時間の移動時間という現実

私は毎月、およそ40時間を車での移動に使っています。

冷静に計算してみると、これは一般的な会社員の月間労働時間の約4分の1に相当します。

つまり、1週間分の労働時間に近い時間を「運転」に費やしていることになります。

正直に言えば、この状況そのものが効率的とは言えないかもしれません。

しかし現実として移動が必要なのであれば、その時間をどう活かすかを考えるしかありません。

そこで私は、銀行員時代から一貫して続けている習慣があります。

それが、運転中に音声コンテンツを聴くことです。


銀行員時代から続く「耳学習」

当時よく聴いていたのは、

日経トップリーダーの付録としてついてくる経営情報CDや、自己啓発書のオーディオブックでした。

同じ内容を何度も繰り返し聴く。

最初は理解できなかった内容が、ある日突然腑に落ちる。

この経験を通じて、

「耳からの学習は想像以上に効果が高い」

と実感するようになりました。

そして現在、音声メディアはさらに進化しています。


音声メディア時代の到来

最近では、Z世代を中心に音声メディアの利用率が急速に伸びているそうです。

ポッドキャスト、radiko、Voicyなど、耳から情報を得る文化が一般化しています。

実は私は、iPod時代からのポッドキャスト愛好家。

現在でも毎日の運転時間は、ほぼ音声メディアを聴いています。

よく聴く番組をいくつか挙げると――

ビジネス・経済系

  • Investor’s Sunday
  • 飯田浩司のOK! Cozy up!
  • Beyond K-point
  • News Connect
  • 耳で学ぶAI
  • 小阪裕司の商売の極意と人間の科学

教養・雑学系

  • COTEN RADIO
  • 武田鉄矢 今朝の三枚おろし
  • backspace.fm
  • ANA WORLD AIR CURRENT
  • UMP 未確認人物倶楽部

ジャンルを横断して聴くことで、思いがけない知識同士がつながる瞬間があります。


気づき:耳は“第二の学習装置”

私の聴き方には少しルールがあります。

毎日チェックするニュース番組は1.4倍速で一気に聴く。

一方で、理解を深めたい内容は繰り返し聴きます。

そして、耳から入った情報で気になったものは、後からネットで調べたり記事を読んだりします。

するとどうなるか。

  • 聴く(耳)
  • 読む(目)

という複数の感覚を使ったインプットになります。

結果として、情報の定着度が明らかに高まるのです。

音声メディアの最大の価値は、

頭をあまり使っていない時間を学習時間に変えられることです。

運転、家事、散歩、移動。

これまで“消費されていた時間”が、自然と“投資時間”へ変わります。

私にとって移動時間は、もはや浪費ではありません。

知識を蓄積するための時間へと変換されています。


時間の使い方は人生を左右する!?

時間の使い方は、確実に人生の質を左右します。

1日30分でも耳から学び続ければ、

年間では180時間以上の学習時間になります。

これはビジネス書50冊分以上に匹敵するインプット量です。

特別な努力をしているわけではありません。

ただ、「耳を空けているだけ」です。


情報シャワーが思考を体系化する

耳から大量の情報シャワーを浴び続けていると、不思議な感覚が生まれます。

バラバラだった知識が、

脳の中で自然につながり、整理され、体系化されていく感覚です。

あるテーマについて考えているとき、

過去に聴いた話題が突然結びつく。

これは、おそらく継続的な音声インプットによって

思考の素材が蓄積されているからでしょう。


最後に:ながら時間を味方につけよう

ですから、みなさんにおすすめしたいのです。

ながら時間でインプットを意識してみましょう。

通勤時間でも、移動中でも、散歩中でも構いません。

イヤホンをつけるだけで、時間の価値は変わります。

耳からの学習は、努力感がほとんどありません。

それでも、自然と知識は積み上がっていきます。

気づいたときには、

以前とは違う視点で物事を考えている自分に出会えるはずです。


✅まとめ

  • ながら時間は最大の学習資源
  • 音声メディアは可処分時間を増やす
  • 聴く+読むで定着率アップ
  • 移動時間は浪費ではなく投資になる

時間を変えられないなら、使い方を変えよう。