時間管理術はあなたを強くする
「こんなにたくさんの案件を同時にやってるの?それにしても藤榮くんの仕事のやり方は綱渡りだもんな〜」と銀行時代の異動時に融資役席の仕事を引き継いだ相手から発せられた言葉です。
たしかにギリギリの日程で仕事の予定を組んでいたので、その人にはバッファがなく感じたようですが、わたしなりにすべての審査案件のプロセスを細かく分解して、いつからやり始めれば良いのかを決めて、間に合うようにしていたのでムリなものだとは感じていませんでした。
自分の時間管理のやり方は、入社当時に流行っていたPDAの液晶ペンコムザウルス(懐かし〜)を使いはじめたころにさかのぼります。
ザウルスは液晶画面をタッチペンで操作して、手書き入力でto do管理やスケジュール管理、パソコン通信の機能もありました。インターネット前夜の頃です。
とくにto doで入力したデータをカレンダーに連携させることができたり、ペンでタスクをドラッグ&ドロップして移動させながらスケジュールを組み直したりすることができたのは秀逸で、今のiPhoneの原型のようなガジェットでした。
昔からこの手の仕事術、今でいうナントカHacksのたぐいをやってみることが好きだったので、『TQ-心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント』などの時間管理術の本もいくつか読みました。
数ある時間管理関連書籍の中でも『ザウルスで仕事革命「自分の時間」を2倍活用する本』はザウルス購入と同時に読み込んで、本もザウルスも使い倒しました。
思い返すと、仕事の優先順位のつけ方は、この本から学んだような気がします。
タイムマネジメントのスキルは、仕事が立て込んできた時のお守りのようなものだ。
「シャープさん、いいもの作ってたのにね」
コンサルティングの仕事が立て込んでくると、「時間がないぞやばいやばい」と心がざわついて不安になることもありますが、そういう時こそ時間管理の考え方をフル活用して、スケジュールを整理して心の安静を取り戻しています。
なんと、わたしの時間管理術の源流である『ザウルスで仕事革命』、『ワーク・コントロール-仕事に振り回されないためのスマートマネジメント』ほかの著者、行本明説先生が講師として登壇される「タイムマネジメントコンサルタント養成コース」のお誘いをいただきました。行本先生に直接師事できるまたとない機会ですし、わたしを助けてくれた時間管理術をビジネスパーソンの皆さんにきちんと伝えられるようになったら素敵だなと強く思ったので、わたしは参加します。
ご関心がある方はぜひ。