アップルウォッチでできること

社長がなぜダイエットに成功したか

世の中にダイエットの方法は星の数ほどありますが、はたしてどれが自分に合うのかよくわからないですし、取り組んでみても継続が難しかったり、リバウンドが激しかったりといった経験をされた方も多いのではないでしょうか。

私も40代になってから代謝が低下して、以前と同じものを食べていてもどんどん体重が増えていくのに悩まされています。数年前には糖質制限ダイエットに取り組んで3ヶ月ほどで4kg体重が落ちたことがありましたが、ムリがたたって免疫力が低下した結果なのか顔面麻痺を発症してしまったという苦い経験もあります。人間ドックの結果は年々悪くなるばかりですし、一念発起してジムに通うようになり体力はつきましたが、体重はいっこうに減りません。

そんな折に、毎月お会いする二人の経営者がみるみるうちにスリムになられるのを目の当たりにしました。何か秘訣はないかそれぞれおうかがいしたところ、食事を見直して、散歩程度の運動を継続しているという、ごく当たり前のことでした。

習慣化のコツとスマートウォッチ

二人の経営者が痩せた原因は、結局は健康的な生活を送るための習慣がついたということでした。しかし、そもそも習慣化ということが難しいわけですから、何か共通点があるはずだとよく観察したところ、お二人ともスマートウォッチを着用しているからではないかという仮説にたどりつきました。

お二人にスマートウォッチの活用方法をインタビューしてみると、活動量計や睡眠ログ、トレーニング記録などの機能を活用しているとのこと。1日の終わりがけに「8000歩まであと少し足りないから、会社の近くで軽い散歩をしよう」と運動をする習慣がついたり、睡眠の質を上げるために飲酒を控えることができたりと、スマートウォッチとスマホへの記録によって行動変容とその継続ができているとのことでした。

王道だけどシンプルな習慣化7つの極意』という記事の中には、習慣化するために「記録して現状を確認する」と良いと紹介されています。記録するという行動そのものが面倒になると習慣化には至らないわけですが、スマートウォッチとスマホがあれば、あらゆる行動のログを残すことができ、それを常に見返すことで習慣化が実現するのではないか、だから社長たちはスマートになられたんだ、じゃあ私もスマートウォッチを買わなきゃ!と。

アップルウォッチでできることは

お二人のスマートウォッチはファーウェイの製品でしたが、わたしはスマホがiPhoneなのでアップルウォッチを買いました。アップルウォッチは2015年に発売されてからすでに5年が経過しています。コンサルタントのくせにイノベーター理論でいうところのレイトマジョリティ(後期採用者)な私は、「アップルウォッチで何ができるのかよくわからない」ということもあり、購入の検討すらしていませんでした。しかし、アップルウォッチでできることは「習慣化のためのライフログ収集だ」ということが明確になった今回、迷わず購入。

その後の活用法と成果については、今後触れていきたいと思います。