優越的地位の濫用をさせるための優越的地位の濫用

わたしはビビりながらこの記事を書いています(笑)

ビジネスの経験がない方々の思考には、ときおり悩まされますね。

お上には逆らえないというのが日本の文化ですし、実際に対抗していこうとしても得になることはないようです。

こういう時は心で怒って、やり過ごすほうが賢明なのでしょう。

コロナ対策の一環で、酒類提供のルールに反する飲食店に対して、金融機関から圧力をかけるようにとの発言がありました。

当の大臣さんの個人的な意見というわけではなく、新型コロナウイルス感染症対策本部で政治家、専門家、役人のなかの誰かが考えたアイデアのはず。まだ、議事録が出ていないので確認できていませんが。

金融機関は、債権者と債務者という特別な取引関係から「優越的地位の濫用」については自らが慎まなくてはなりません。これだけコンプライアンスに対する世間の目が厳しくなっている現代社会においては、なおさらです。

酒類卸業者にも国税庁から圧力がかかっているようで、信じられない事態です。

金融機関に優越的地位の濫用を促す発想は、年々コンプライアンスに気をつかう必要性が増している金融機関の立場を無視したものであり、考えられません!