管理職になったときに必ず身につけたいスキル

相手に、私はあなたの話をきちんと聴いていますよ!とわかってもらうために実践するスキル、これが積極的傾聴というものです。

多少大げさにうなづいたり、相手が言ったことを繰り返したりと様々なものがあります。

やってみると本当に効果があって、どんどん相手が話し始めるので、びっくりするかも。ぜひやってみてください!

部下の成長を願うなら、自分が答えを言いたくなる気持ちをグッと我慢して、話を聞く時間を8割ぐらいにするということが必要です。

それぐらい聴く姿勢を貫くことで、ようやく相手が安心して話してくれるものです。

本日、名古屋商工会議所様で「新任・初級管理者 マネジメント基礎講座」セミナーに登壇してまいりました。

大きく分けて仕事と人のマネジメントスキルを身につけようという内容です。

対人スキルの中で部下指導のパートでは、部下の成長段階に応じて管理者の関わり方も変えていく必要があるというお話をしました。

部下が新たな仕事についたばかりの時には、仕事のやり方を教え込むティーチングが必要です。

ティーチングのスキルは「仕事の教え方研修 TWI-JI(ジョブインストラクション)」でトレーニングすることが可能です。

一通り仕事のやり方を覚えて、応用できるようにしていく段階でコーチング的関わり方をしていきます。

コーチングでは、積極的傾聴と質問のスキルが必要になります。

コーチングでは部下に自ら仕事上の問題を解決させることを仕向ける指導法で、効果的な質問をなげかけて、相手に考えさせ、話をさせながら、解決策に導きます。

特に上司の立場になると、仕事場の解決策は、わかりずぎるぐらいわかっているわけで、すぐに答えを言いたくなってしまい「こうしたらどうだ」と指示してしまいがちです。

このような関わり方を常態化してしまうと、部下が自分で考えるクセをつけることが出来ずに、指示待ちになってしまいます。

顧問先で部下と上司が話す場面を観察する機会を得ると、必ずと言って良いほど、部下の話をさえぎって話し始める上司の姿を目にします。

上司が話し続けてしまうのはまずいマネジメントです。

積極的傾聴は管理職に必須のスキルだ!