捨てることは戦略そのものだ

長期的なビジョンを描き、その実現を信じていれば、捨てる勇気を持つことができる!

ビジネスをやるうえで、自分なりのはずせない成功要因や信念を持つのがいかに大切かを教えていただきました。

捨てることは戦略そのものだ。

ある飲食店経営者にうかがったおはなし。

焼き鳥店を営み、コロナ禍にも関わらず常時満席をキープし続けています。

繁盛の秘訣は、とにかく新鮮な状態のものを提供することだとのこと。

鶏肉の流通過程で、鶏が絞められてから卸業者を経てお店に届くまでにかかる日数を考慮すると、店の冷蔵庫に何日も置いておくことは考えられないそうです。

店に配達されてから2日以上経ったらもったいないけれど捨てるしかない。

そうしなければ、お客さんに喜んでもらうための鮮度が保てない。

しかし、通常の飲食店オーナーはそれができない。原価が上がってしまうからだ。

もちろん、捨てることになってしまうなら仕入れの量をきちんと考えることになるはず。

この焼き鳥店でも原価が問題となっていましたが、お客様に新鮮なお肉の焼き鳥を食べられる店という認知をしてもらうことが先で、たくさん来客があれば後からなんとかなるという思いで、辛いけれど我慢して捨てていたそうです。

その裏には、鮮度の良いものを入手するため、原価を安定させるために流通の川上に進出することを最初から決めてビジネスを始めたとのと。

中長期の目標があったからこそ、捨てられたということ。

捨てる勇気もてますか?