新入社員へのメッセージ
新入社員研修の季節がやってきました。
地元の銀行で内定が出て、入社前に自宅近くの支店に挨拶に出向き、その際に当時の支店長に応対いただきました。
支店長からは「これから勉強をしっかりやった方が良い。やり続ける人とそうでない人で時間の経過とともにとても大きな差が出るよ。」という主旨のことを教えていただきました。
支店長のお言葉を胸に、新人時代に課される通信講座や検定試験などは比較的真面目に取り組んでいました。
銀行業務に必要となる財務・税務・法務の基礎的な知識を中心に、日々取り組んでいる仕事に活かせる場面を探して実践での応用により自分のものにしていきました。また、積極的に難しそうな仕事にも挑戦してきた経験をしてきた結果として、銀行での仕事は楽しいものでしたし、やりがいも感じられました。
そして何より、今のコンサルティングの仕事にとても役立っています。
とくに財務分析の結果を、企業のビジネスモデルや戦略の変化、業務プロセスの問題などと結びつけて考えるスキルは、自分にとって企業の課題を発見するための重要な武器になっています。
歳を重ねてくると、自分が経験してきたことが増えるため、若い人がこれからぶつかるであろう壁や、どうしたらよさそうかという対策もわかる場合もありますよね。
しかし、人間というのは自分で経験してみないと納得しない面もあるため、結論を押し付けてしまうのも良くないとも思いながら逡巡することもあります。
そんなときに、相手にとって役にたつであろう考え方や行動の仕方を、さりげなく伝えられる大人になれるとカッコいいですよね。私にとっての、あの支店長のように。
明日からの新入社員研修で、将来を担うみなさんに何か一つでも役に立てるよう頑張ります!