クセになるローカル食堂 海外展開のFSに使える?

昨年の今ごろ、具体的には3月19日からホーチミンに行く予定でした。

まだ海外渡航できる状態でしたが、ちょうど欧米に飛び火して雲行きが怪しくなってきたころでした。

直前になって、予約していたチャイナエアラインから、台北で乗り継ぎできなくなるかもしれないと連絡があって、渡航を断念。そのときは今日までコロナ禍が続くとは思ってもみませんでした。

そんなことを思い出しながら、今はなかなかできない旅について書いてみたいと思います。

国内外の旅行や出張での楽しみの一つに、地元の美味しいものを食べることがありますよね。

わたしは、海外ではできるだけローカル食堂に足を運ぶようにしています。

地元の人がどんなものを食べているのかがわかるのはもちろんのこと、現地の方の生活ぶりを垣間見ることができるからです。

食事の場面を観察していると、たとえばお昼に会社の制服姿で食べに来ている人がいたとすると、どれぐらいの価格のものを注文して、何分ぐらい滞在して、誰と食べに来て、何について話しているのかなどの情報から、その人が会社で働いている様子がイメージできたり、1日の生活パターンがどうなのかを想像することができたりするのでおもしろいなぁと思います。

ほかにも、朝は忙しいので出勤途中の屋台で簡単に済ませるとか、夜は日本と同じように職場の仲間と飲み会で騒ぐんだとか、昼は結構テイクアウトしていく人が多くて、接客しながら発泡スチロールに入ったご飯をかき込んでいるとか。

また、地方の工場で働く人たちは給食内容で転職してしまうとか。食事から見えてくるものがたくさんあります。

ほとんどアジアの例で恐縮です。ちなみに東南アジアでは安くて美味しい屋台飯が手に入るので、外食で済ませることが多いようです。

ローカル食堂というと衛生面が気になるところです。国にもよりますが、地元のひとにも人気のお店はよほど大丈夫かなと。

テーブルに置いてある、使ったことがない調味料に挑戦するのもおもしろいですよ。

旅先で一度はローカル食堂に行け!

「初めてだと注文の仕方がわからないよー」

胃腸が強くないわたしでもできることなので、ぜひローカル食堂に行ってみてください。

そうすれば、現地の文化の理解が少しだけ深まりますよ。