意味ある経営改善計画書づくりとは
最近、経営改善計画書作成支援のご依頼が増えています。
赤字が続いていて、そろそろ何とかしないと資金繰りが厳しくなる状況の会社がほとんどです。
銀行さんに言われて作らなければならない案件なのですが、社長さんが本気で改善しようとしている企業さんには、計画を作るプロセスもとても意義あるものになると実感しています。
わたしは、改善計画を作る時には必ず事業面の診断をしっかりと実施することを提案しています。
経営者ヒアリング、幹部ヒアリング、事業別の売上、粗利等のデータ分析などを通じて会社の問題点をはっきりとさせ、具体的に何をどうすれば黒字になるのかを明らかにしなければならないからです。
ある社長さんから、「幹部ヒアリングをしていただいたおかげで社内がピリッとして雰囲気が変わってきました」というコメントをいただくことがありました。
社員さんからしたら、外から来たワケのわからないコンサルが何を言い出すのかと、疑心暗鬼だと思います。
しかし社長には、それを逆手にとって、コンサルタントを悪者にしてでも社内改革を進めてもらいたいです。
計画作りだけでなく、診断プロセスの中でわれわれを使い倒していただきたいなと。
改善計画づくりは数字づくりではない!
「ほんとは嫌われたくないけど・・・。」
銀行に出す改善計画書は出来上がるし、普段は社員に言いづらいこともコンサルを通じて言えるし、一石二鳥だと思いませんか?
数字の計画を作るだけではもったいないですよ、社長。