コンサルタントのヒアリングのポイント その4

会社の実態をつかみたかったら、歴史を紐解こう!

財務内容と会社の歴史は密接に関わっています。

たとえば、貸借対照表の資産・負債が積み上がった理由、ビジネスに投資した当初の狙いと実際にやってみた結果についてうかがうことで、意思決定の仕方や、事業の進め方、組織の問題などを知るきっかけになることがあります。

仕事で車移動が多いのですが、運転中にPodcastをよく聴きます。最近は、歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)という番組にハマっています。

お恥ずかしい話ですが、わたしは歴史にあまり興味がなく、知識も非常に乏しいんです。

ところが、この番組を聴いているとどんどん興味関心が湧いてきます。

宗教改革や第一次世界大戦など、日本社会の常識にとらわれているとわかりづらいテーマでも、時代や社会の背景から解説してくれるので、歴史的な出来事がなぜ起こったのかが理解しやすく、とても学ぶことが多いです。

会社も時代や社会に応じて変化しくものですし、会社にも歴史があると思っていて、こちらにはいつも関心を寄せています。

とくにはじめてお会いする経営者には、その方の経歴や、会社設立の経緯、大きな変化点など、会社の歴史をヒアリングするようにしています。

会社の強みやノウハウは時間と共に蓄積されるものなので、時間軸をさかのぼっていくことで強みの源泉が明確になります。

初回ヒアリングでは、会社の歴史を紐解け!