良いチームの真髄

現在、中小企業診断士養成課程の診断実習の真っ只中です。

メンバーの皆さんは診断企業のために考えて、考えて、分析して、分析して、議論して、議論して、と、とても頑張っています。

毎回の様々なメンバーで構成されるチームを指導させていただきますが、まとまっているなと思わせるチームの特徴として、役割が固定されないこと、情報収集のレベル感が同じ水準であること、議論への参加度にばらつきがないことが挙げられます。

つまり、全員が自分ごととして企業に向き合っているということなのだと思います。

具体的な行動レベルで気づいたことは、議論の内容をホワイトボードに板書することが頻繁に起こるのですが、書記役が毎回コロコロ変わっていくことです。

当番を決めたり、誰々さん板書お願いしますといった会話もなく、自然とその時にホワイトボードの前に立つべき人が板書をし始めるという感覚です。

良いチームは、ホワイトボードを書く人がコロコロ変わるものだ!

「人との関わり方が自然というのは、コンサルタントにとって、とても重要なスキルだよなー。」

主体的になるということは、必ずしも全て自分がやらなけりゃ!というのではなくて、その場で必要な役割の中から、自分が今取り組むべきことを見つけて、フレキシブルに対応していくことなんですね。

指導員の立場なのですが、いつもメンバーの皆さんには学ばせていただいています。