診断士で独立を検討されている方へのアドバイス

診断士登録からあっという間に16年。

こんなわたしでも、年数だけは長くなってきたので、後輩診断士の方々から独立当時のことを聞かれることが増えてきました。

あらためて振り返ると、意図せずに出会うことができた方々にきっかけをいただき、仕事が広がっていったという事実があります。

最初は、経験豊富な先輩診断士から紹介いただいた仕事からのスタートでした。

ただ、その後の経過はというと、同年代や同時期に独立された診断士の方から声をかけてもらうことが増えていきました。

具体的には、プロジェクト型の国や県、市の事業への参加打診が多かったです。

そうこうしていると、わたしも専門家を集める立場になったりして、診断士仲間に声をかけることもありました。

仕事の出し手としては、結構な頻度で信頼できる専門家を探していて、一緒に仕事をしている身近な人に紹介を依頼することが多く、結局のところ活動量が多くて生きの良い若手が仕事の話を持っている可能性が高いということなのかもしれません。

 

さらに、異業種の方や他士業などからのご依頼、ご相談もいただくように。

とにかくいろいろな勉強会に参加すると、異業種の参加者同士の中で自然と人間関係ができ、それが信頼関係に変わって長い付き合いに発展し、ひょんなことから仕事につながったりすることも。

また、尊敬する他士業の先生方とも仕事をご一緒できるようになり、いろいろと勉強する機会をいただいています。

こうしたつながりの中から、ポツリポツリとお仕事の話をいただけるようになってくると、ありがたいことにいつの間にか仕事で忙しい毎日がやってきたのです。

決して営業しようとか、すぐに仕事をいただこうと思っていたわけではないのですが、結果的にヨコのつながりが今の仕事の基盤を作ることになったのは意外でした。

わたしがやったのは、せいぜい飲み会に出て、誰も飲ませないのに、勝手に出来上がっていくということだけだったような気がします(笑)。

診断士の商売繁盛は、ヨコのつながりも大事だ!

「いったい飲み会にいくら使ったんだろう」

いただいた仕事には、きっちりと対応するのは当たり前のことだという前提での話ですが。

独立された方、これから挑戦する方、どうか焦らずに、ヨコのつながりを大切に構築していってください。

そうすれば、いつか聞き覚えのある声とともに、お仕事のご依頼が舞い込んできますよ。